公益社団法人 東京都教職員互助会

文字サイズ変更
トップページ > お知らせ > 第15回ふれあい感謝状21 贈呈式のご報告 > 東京都立園芸高等学校 活動報告

お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第15回ふれあい感謝状21

東京都立園芸高等学校 副校長 佐々木 一憲

三宅島緑化プロジェクト 植樹この度は「ふれあい感謝状21」特別賞に選定いただきまして有り難うございます。
さて本校は生徒の学びと成長を支えるとともに、学校を核とした地域づくりを目指し保護者、同窓会、NPO、上級学校、民間企業等の幅広い地域住民の参画を得て地域協働活動を推進する「地域学校協働本部」を組織した農業高校です。
地域と学校の連携・協働を推進し従来からの個別の活動から総合化・ネットワーク化へ発展させてきました。主な活動を3つご紹介いたします。

吹奏楽部バラ園演奏はじめに平成12年噴火した三宅島の森林の再生と島民との交流を目的とした三宅島緑化プロジェクトです。行政試算では600万本以上の木を植えないと島の緑は回復できないことや息の長い活動として育てて行くために卒業生が核となりNPOを設立、年間2回13年の活動で5万本の木を植え、島民や三宅高校の生徒と交流を行って参りました。

バラ園プロジェクト 生徒次に本校には、卒業生で世界的バラの育種家である鈴木省三氏が寄贈したバラ苗200種600株を植栽したバラ園(1000㎡)がございます。このバラ園を活用したプロジェクトでは、週一回地域の方々に授業に参加していただき年間を通じて生徒とともに学習します。修了後は「緑のボランティア」として認定し、本校を中心とした地域のボランティアとして活動していただいております。バラ園は貴重な品種が多く、ピーク時には1日2千人以上の見学者が訪れる地域憩いの場所です。開花時の公開日には吹奏楽部が演奏し、PTAがお茶の提供を行うなど「おもてなし」の輪も広がっています。

クリーン作戦最後に、本校周辺は学校が多く、児童・生徒の見守りために立ち上げた「7校2園協議会」活動では、各校の近況や取組、安全活動について、近隣の学校等に加え、警察、世田谷区などの関係団体を交えて情報交換を行っています。本校ではこの組織を生かして地域清掃・落葉拾いを行う「等々力・深沢クリーン作戦」を地域と行政そして学校が一体となった活動しております。
これからも「地域と世界に羽ばたく園芸高校」として生徒の育成に勤めて参ります。

本校正門のいちょう並木 本校農場
このページのトップへ