公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第15回ふれあい感謝状21

東京都立多摩工業高等学校 JRC部 顧問 髙野惠一

子ども用車椅子の整備活動の様子本校JRC(Junior Red Cross:青少年赤十字)部は平成15年4月に発足し、今年で16年目になる。
活動の目的は、人の心の中には苦しんでいる人を見たら『何とかしてあげたい』と思う優しい気持ちがあり、これを具体的な行動に表していくことを目指し、部員一人一人がこれらの理解のもとに行っている。
当初は近隣の高齢者施設の大人用車椅子の清掃・整備を行い、2年間で30台程を再生させ、内、6台を福生市内の小中学校における「車椅子体験学習」用として届けた。部員は『自分達の作業で多くの人が喜んでいることを聞くと、それは自分達の喜びでもある』との気持ちを持つことが次に取り組む意欲の元になっているのだと感じた。

近隣小学校でのでんきこうさくの手伝い平成17年夏に“子ども用車椅子の修理”に携わる機会があり、NPO法人「海外に子ども用車椅子を送る会」主宰者・森田祐和氏より、体位が向上し成人になるまでに幾度か乗り換えること、古い車椅子は処分されること、』個々の障害に合わせてオーダーメイドすることから価格は10万円以上になることも教わった。また、海外には年収が10万円に満たない国が多いことも聞き、国内で処分される車椅子を1台でも多く清掃・整備を行い必要としている国々へ送る活動に共感し、部活動の中心に据えて現在に至っている。

これまでに受賞した表彰状の一部他にも地域連携活動として近隣小学校における電気工作教室の手伝い、福生市夏祭りの手伝いは共に12年連続、福生市社会福祉協議会の福生まつりの手伝い、福生市広域防災訓練の手伝いは共に6年連続で継続中である。
※「子ども用車椅子」の整備・清掃・包装作業などの活動(毎月第3日曜日開催)へは平成30年12月現在、161箇月参加している。また、「送る会」の輸送台数は昨年末現在、延べ23ヶ国、7000台を超す規模になっている。

過去〔第2回、第9回)の受賞に加え3回目の受賞 今回受賞した第15回「ふれあい感謝状21」
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