ふれあい感謝状21受賞者 活動報告
青梅ストリートダンスコミュニティーインビレッジ 中村 恭大
In Village(インビレッジ)の活動目的は以下の6点です。
- ダンスを通して、身体が生み出す芸術に触れ、豊かな感性を育む。
- 明るく前向きなコミュニケーションスキルを身に付ける。
- 日々の練習を通して、体力の保持増進を図り、生涯スポーツの基盤を築く。
- 仲間とともに目標に向かって努力することの素晴らしさに触れ、自己有用感・自己肯定感を育む。
- 異年齢活動を通して、学年を越えて教え合ったり励まし合ったりして、思いやりの心を育む。
- 「見ている人を楽しませる」というダンスの特性を生かし、ふるさと青梅の地域活性化に貢献する。
活動のルーツは小学校のクラブ活動でした。青梅市立第三小学校の校内活動として発足したダンスクラブが、子どもたちの熱い思いから、課外活動「ストリートダンス部」へと発展しました。そしてその後、青梅ストリートダンスコミュニティIn Village(インビレッジ)として、地域へと活動ステージを広げていきました。
過去に小学校校内クラブ活動で活躍していた子が中学生、高校生になり、現在は小学生の後輩たちを指導する立場として活躍しています。下は3歳の未就学児から、上は高校を卒業した社会人まで、連綿と縦につながり恩を次へと送りながら活動しているのです。そうして成長を巡らせ、コロナ禍で失われたリアル空間での居場所づくりにもつながっています。
また、小学校の校内活動の時代から現在に至るまで、毎年ダンスコンクール・コンテストに出場し、全国大会上位入賞を果たしています。子どもたちの熱意と、その過程にある成長はドラマ以上と言っても過言ではありません。もちろん、コンテスト出場だけでなく、地域イベントへの出演や自主公演の開催などもさせていただき、ひとりひとりが自分なりの成長を感じることができる場を多く設けています。夏のサマーキャンプやクリスマスイベント、お楽しみレクなども、大切な交流と成長の機会です。
子どもたちは、ダンスをツールとしたさまざまな体験を通して、多様な価値観に触れながら、「自分は他者のために何ができるか」と考えを巡らせ、目標に向かう力、他者と協働する力、自己表現力を高め合っています。今後もそのような環境を大切にし、活動を継続していけるよう尽力していきたいと考えています。


