公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第14回ふれあい感謝状21

都立青山高等学校 桑野 愛

青山フィルハーモニー管弦楽団(通称:青フィル)は、昭和45年に都立青山高等学校の部活動として発足しました。6人で始まった青フィルですが、現在は3学年あわせて120名の部員を抱える、学校で最も大きな部活動に成長しました。5月の連休明けから1・2年生での活動を始め、翌年のゴールデンウイークに開催する定期演奏会を集大成として3年生が引退するという大きなサイクルで活動しています。

部員の多くが、高校入学後から担当楽器を始める初心者です。楽器の持ち方もおぼつかない生徒たちが、一年間の活動を経て、交響曲や組曲といったクラシック音楽を演奏できるところまで成長する様子を見ていると、高校生の持つ可能性の大きさを実感します。本校は、進学指導重点校として学習にも多くの時間と努力を必要としますが、部活動や学校行事にも積極的に取り組む生徒たちのやる気を応援し、見守る日々です。

青フィルは、恵まれた立地のお陰で地域での様々な演奏機会も頂戴しています。全てを紹介することはできませんが、一つひとつの機会を大切に、多くの方々に演奏を聴いていただけることに感謝して取り組んでいます。中でも、青フィルにとって最も重要な地域交流は、都立青山特別支援学校交流演奏会です。児童の皆さんが日ごろ親しんでいる楽曲からリクエストをいただいて、演奏をしたり、歌ったり、一緒に踊ったりしますが、生徒たちは、児童の皆さんと触れ合うことで大きく成長します。コロナ禍も演奏動画を撮影してお届けし、交流を継続してきました。音楽を文字通り楽しんで味わえるこの演奏会を、今後も大切に育んでいきたいと考えています。

粗削りでも高校生らしい演奏をお届けできるよう今後も活動してまいります。機会がありましたら、是非青フィルの演奏を聴きにいらしてください。

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