公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第14回ふれあい感謝状21

板橋区立上板橋第二小学校「上二っ子応援団!」地域コーディネーター 村岡優子

学校支援地域本部「上二っ子応援団!」は、子供たちを地域全体で育成するために、家庭・学校・地域が一体となり、多様なボランティア活動を通じた豊かな学びの場づくりに取り組んでいます。中でも、図書室ボランティアは、「1、子供たちとの協働」「2、読書の推進」「3、豊かな居場所づくり」の3つの柱に基づいて発展的に活動しています。

令和2年度からは、子供たちの新たな居場所づくりのために保護者ボランティアによる休み時間の図書室開放及び見守り活動を開始しました。これにより多くの児童が図書室で読書や休息をするなど、休み時間の子供たちの過ごし方にも変化が生まれています。コロナ禍で図書室開放を中止せざるを得なかった期間があったにも関わらず、年間の貸出図書件数が約3割増加するなど、本活動による読書活動推進の効果も見られました。

保護者ボラによる装飾設置
また、令和3年度から始まった季節ごとの「装飾day」では、制作に参加したい児童が図書室に自由に集まって、保護者ボランティアのサポートのもと、個性あふれる装飾作りをしています。今では図書委員会も企画や制作サポートに関わるようになり、児童の主体性や創造性を育むだけでなく、異学年交流の場にもなっています。完成作品は保護者ボランティアや児童が図書室内外に設置し、年間を通じて豊かな図書室環境が維持されています。
地域図書館とも連携し、図書の修理や書架整理、除籍本選定や学級文庫の入れ替えなど、図書に関わる支援を幅広く行うことで、子供たちの読書推進を下支えしています。
今年度、より居心地の良い図書室の環境づくりを促進するため、図書準備室を「ほっとルーム」へと改名し、PTAなど他団体とも連携し図書室の拡充を学校全体でも進めています。このように環境が整備された図書室は、児童が本に触れる機会を増やすだけでなく、児童にとってより安心できる居場所となるでしょう。

今後も、学校・家庭・地域が相互に連携し、学校図書室を中核とした仕組みづくりを進めることにより、新たなコミュニケーションの創出を促し、子供たちの健全な育成につながることに期待したいです。

開放中のほっとルーム
装飾dayでの制作
除籍本選定作業
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