公益社団法人東京都教職員互助会 三楽病院

眼科

眼科の分野では、この十数年の進歩には目を見張るものがあります。ここでは頻度の高い2、3の疾患について御説明します。白内障は、小さな切開創から超音波で水晶体を砕いて吸い取り、眼内レンズを入れるという手術法が普及しました。これによって手術時間、入院期間が短縮され、手術後には乱視の少ない、快適な視力が得られるようになりました。

緑内障は病気の概念そのものが変化しました。これまでは眼圧の高い状態を緑内障と診断してきましたが、現在では、視神経・視野の状態を含めて総合的に判断されるようになりました。最近の報告では、40才以上の罹患率は5~7%にものぼり、早期診断・早期治療の重要性が強調されています。新しい点眼薬も多数開発されて、緑内障治療は大きく進歩しました。

糖尿病の合併症の中でも、糖尿病網膜症は非常に重大な病気です。近年では光凝固・硝子体手術などかなり有効な治療法が確立してきましたが、相変わらず成人の失明原因の最上位を占めています。この病気も早期治療が重要です。内科で糖尿病と診断されたら、定期的に眼底検査を受け、光凝固治療の時期を逸しないことが肝要なのです。
この例でもわかるように、内科や外科など各診療科の緊密な連携は現在の医療に不可欠です。大学病院などと違って、当院では各科の医師の専門分野や性格までお互いに熟知しており、複数の科が協同して治療に当たることが日常的に行われています。

今月の診療担当表

当科の外来診療担当表はこちらからご覧いただけます。

※外来診療担当表はこちら

※夜間診療の担当表はこちら

概要

診療体制

眼科外来の治療スタッフは、常勤医師2名、非常勤医師2名、視能訓練士3名、看護師2名の構成です。少ない人員ではありますが、それぞれの専門分野を生かし、東京大学・日本大学など関係の深い大学病院と連携しながら、質の高い治療を目指しています。

一方でかつての職域病院の伝統である、じっくりお話を聞いてていねいに説明するという診療を、患者さんの数が倍増した現在でも常に心がけています。

診療体制

眼という極めて小さく精密な器官を扱う診療科であるため、常に慎重・丁寧に診療を行うように心がけております。 また、外界からの情報の80%以上は眼を通じて得られると言われ、視覚の重要性を肝に銘じ、患者様の視点で診療に当たっております。さらに全身疾患の一部として目の病気が生じることもあります。これらの病気に関しては内科、耳鼻咽喉科や皮膚科などとも連携して治療にあたっています。

その他

当科では、白内障手術は数多く手がけておりますが、網膜硝子体や角膜移植など他の手術は、他院に紹介をしています。適切な時期に、かつ疾患ごとに、最も信頼できる医師を選んで紹介できますから、非常に専門化された現在の医療事情では、患者さんにとって大きなメリットであると考えております。また、セカンドオピニオンにも積極的に対応させていただきます。

患者さまの社会的条件も考慮に入れて、最善の治療方針を患者さまと相談しながら探していきます。但し、この際には緑内障における視野など、これまでの検査データをお持ちいただけると、スムーズにお話ができます。

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主な対象疾患

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担当医紹介

中西徳昌
卒年
  • 平成3年東京大学卒
専門
  • 眼科全般
  • 白内障手術
  • 緑内障や網膜疾患の眼底画像診断
資格
  • 日本眼科学会専門医
大塚朋子
卒年
  • 昭和62年東京女子医科大学卒
専門
  • 眼科全般
  • 小児眼科
資格
  • 日本眼科学会専門医
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診療実績

  1. 月曜日から金曜日の午前は原則として常勤医2人が外来を担当していますので、予約なしにご紹介いただいて結構です。
  2. 色覚外来は非常勤医2名(中村かおる・東京女子医大非常勤講師、岡島修・八重州大島眼科院長)が担当しています。完全予約制ですので(毎週木曜日午後・中村医師、第4土曜日午前・岡島医師)、受診される方は眼科外来までお電話いただき、必ずご予約ください。
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  • 医療は患者と医療側、相互の信頼がないと成り立ちません。医療側は患者に最大限の診療情報を提供し、患者はその情報を基に理解し、同意し、選択することで治療に参加することが必要です。そのためには医療側の情報の共有と意思の疎通が不可欠です。これらが適切に保たれていることこそ医療本来の姿であると考え、当院もそれを追求しています。 「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」は孟子の詞です。それぞれが重要ですが、その中でも人の和が特に大切であります。 程よい緊張感を保ち、情報の共有と人の和を高めながら良質な医療を目指して共に働く医師、医療従事者を心より歓迎したいと思います。是非、三楽病院へおいでください。

  • 三楽病院は1933年、東京都の教職員とその家族を対象として設立されました。1988年からは一般の患者様にも開放している 総合病院 です。