教育研究グループ支援（研究成果報告）

就学前機関との連携

研究テーマ

• 就学前機関と連携した発達障害児の就学前支援

研究期間:平成25年4月1日　から　平成26年3月31日まで

研究結果の概要

本グループでは、発達障害児を対象とした幼児教室（「エイルくらぶ」）を機軸とし、発達障害児の就学前支援や、就学前機関と連携の在り方を検討した。具体的には、①発達障害児を対象とした幼児教室の実施、②対象児の通所療育施設、幼稚園への巡回相談及び事例検討会の実施、③通所療育施設や幼稚園の職員を対象とした幼児教室の見学やプログラム紹介などの研修の実施、④対象児の通所療育施設、幼稚園とのケース会議の実施、⑤連携のためのツール（「つながるシート」）の作成、検討、⑥「つながるシート」を使った就学先（小学校）への引継ぎを行った。

研究の成果として、発達障害児の具体的な支援方法を就学前機関と共有し、就学前機関においても支援に生かすことができた。また、本校と対象児の保護者、就学前機関が共に「つながるシート」を作成、共有したことで、対象児の就学に向けた支援について検討することができた。今後の課題として、発達障害幼児の支援を本校から、地域の療育施設、幼稚園に移行していくことを目指した連携の在り方を検討していくことが挙げられた。