公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第10回ふれあい感謝状21

大田区立大森第六中学校

大田区立大森第六中学校
柴﨑裕子

活動報告ホタルの自生を目指したプロジェクトは、本校の環境教育で大きな核となる活動である。ホタルの幼虫を、9ヶ月間校舎内で育て、学校隣接地洗足池に放流した後、さなぎになり、成虫になる。3年目(今年度)は、500匹を放流した。さらに前年度のホタルが自生したことが確認され、地域の人から大変喜ばれた。

ホタルの幼虫はきれいな水で育ち、汚染されていない土でさなぎになり、汚れていない空気で成虫になる。生徒は環境に対する意識と危機感を持つことで、この地域を愛し、持続可能な社会の担い手として、活動することを目指している。

活動報告また、様々なボランティア活動を通して、校舎や学校周辺をきれいにすることが、生徒にとって達成感と責任感、規範意識につながり、落ち着いた学校生活に結びついている。(以下、本校ボランティア団体を農援隊。)

東急沿線大岡山駅前花壇整備に大岡山北口商店街の方から農援隊に声をかけてもらい、芝桜を植え花壇整備を行っている。地域や道行く人の憩いの場所となっている。公共財団法人東京都公園協会に東京都市緑化基金助成金交付を申請し認定された。

大田区防災活動拠点整備事業モデル校として、「学校を逃げ込む場所から立ち向かう場所へ」をキャッチフレーズに、中学生ができることを実行する。自助・共助の精神で、地域のリーダーとして活動している。

本校はユネスコスクールに加盟し、その活動趣旨として国際理解があるが、ACC(ACTIONS FOR CHILDREN IN CRISIS)の活動に協力し、Yシャツを送り、ラオス語の絵本づくりをしている。また、中国の教職員の方が来校するなど、国際交流教育を行っている。

活動報告これらの活動を通して、人と人とのつながりを大切にし、ものを大切にし、校内が落ち着て、生徒会活動が一層活発化し、学力が大幅に伸びている。人の役に立つことが、自尊感情や社会性の育成につながっている。

これらの活動の中に学びの本質があると捉えている。

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