公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第15回ふれあい感謝状21

町田市立南大谷小学校 銀杏プロジェクト実行委員会 委員長 太田まゆみ

2学期が始まり、9月も半ばを過ぎると町田市立南(みなみ)大谷(おおや)小学校の校庭の、大きなイチョウの木は、ポトポトと銀杏の実を落とし始めます。銀杏はご存知の通り、独特の香りがあり、決して扱いやすいものではありませんが、南大谷小学校では「せっかくある学校の財産を活かそう!」ということで、9年前から銀杏を拾い始めました。

初めは一部のボランティアさんたちで行っていた活動でしたが、7年前から「銀杏プロジェクト」と銘打って、全校児童で銀杏を拾い、ボランティアの手によってきれいにしていただき、6年生が袋詰めをし、学校行事の折に販売。売り上げの一部は、認定NPO法人・アジア教育友好協会(AEFA)に寄付をし、アジア各地の学校建設に役立てる活動を続けています。今年の「銀杏プロジェクト」は9月20日から始まり、2ヶ月間続きました。全20学級の児童が、クラスごとに拾う日を設定した「銀杏作業日カレンダー」に合わせて、薄手のゴム手袋をして銀杏を拾います。ここからは主に「銀杏プロジェクト実行委員」を中心とした保護者や地域住民のボランティアさんたちのお力を借りて、一つ一つ実を手むきし、2度3度水を替えながらタネの周りの果肉をこすり取るようによく洗い、干して、一番大変な「むく~洗う~干す」工程が完了します。

きれいになった銀杏は6年生が、「選別~袋詰め」をして保護者向けの学習発表会の折に1袋‐100g‐100円(10年間変わらず)で販売します。選別の基準や袋詰め作業の効率化、販売時のセールストークなども自分たちで考え、キャリア教育のとても良い実践となっています。参加ボランティアの延べ人数は、9年前の20人から250人程に伸びています。これは実行委員の皆さんのアイディアや情熱によって、年々このプロジェクトが進化しているからだと思います。。

11月20日、給食メニューの銀杏ご飯を頂きながら、来年はもっとこうしよう!こんなやり方はどうか!と、楽しい反省会で今年度の銀杏プロジェクトは作業最終日を締めくくりました。

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