教育研究グループ支援(研究成果報告)
特設「日本語」の指導
代表者:大森 隆雄(オオモリ タカオ)
学校名:足立区立北三谷小学校
研究テーマ
- 特設「日本語」の指導
研究期間:平成22年4月1日から 平成23年3月31日まで
研究結果の概要
□本研究では、
- 豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育てる。
- 自国の文化や伝統に触れる中で、そのよさを体感し、継承しようとする資質や態度を養う。
- 日本語を学ぶことにより、日本人としての豊かな教養の素地を養うとともに、そのよき使い手になることをねらいとし、研究実践に努めた。
- 「美しい日本語」の習得につながる学習計画を作成し、実践を通して改善に努める。
- 「日本語」の内容として、古典や近代・現代文学の名文・詩・俳句・短歌等を取り上げ、鑑賞や朗読・暗誦などを行う。
- 伝統的な遊びや歌など、身体活動も含めた表現活動を行う。
- 年中行事や伝統行事、祝日などの理解につながる調べ学習を行う。
- 日本の自然や歴史・風土等への興味・関心を育てるとともに、豊かな感性の基礎を磨くことのできる教材開発を進める
□具体的には、低学年は、年間10時間程度を「特別活動」や余剰時間を使って、中・高学年は、総合的な学習の時間のねらいに即して35時間実施することとした。
□研究実践では、昨年度作成した年間指導計画の見直しと改善を図るとともに、研究授業の実施及び検証に努めた。低学年、中学年、高学年、専科で各1回授業研究実施及び研究協議会実施し、授業学年以外の学年で各1回の提案授業を実施した。
□研究の結果、児童が「日本語」について改めて見直す機会となり、先人たちの残した優れた文化としての「日本語」への気づきが生まれた。
教材作成を通して、教師の中に「日本の伝統行事や祝日、古典や現代文学等のよさを再発見できた。」という声が強まった。
その他 特記事項
□新しい学習指導要領が全面実践される次年度、「総合的な学習の時間」の趣旨にmと付き、「日本語」指導をどのように展開していけばよいのかを探る必要がある。