公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

足立区立千寿桜小学校研究会

研究テーマ

研究期間:平成30年4月20日 から 平成31年2月18日まで

研究結果の概要

本研究は、研修会におけるカリキュラム・マネジメントを通して、学校運営力を高めるとともに、「社会に開かれた教育課程」の実現に寄与するものである。本研究は、以下のようにカリキュラム・マネジメントを進めた。

  1. 各学年の年間計画を学年や教科横断的な視点で整理をした。
  2. 整理した年間計画をもとに、地域の人的・物的資源が活用できる単元を考えた。
  3. 校長の学校経営方針をもとに、年間指導計画を再度見直した。
  4. 全学年の年間指導計画を実施・評価し、改善して、次年度の年間指導計画に生かした。

カリキュラム・マネジメントを進めていく中で、一例として、生活科と国語科を横断的に指導する例として、第2学年の生活科の動くおもちゃ作りを見直した。この単元では、身近にある物を使って創意工夫する楽しさに気付かせることがねらいであるが、そのおもちゃの作り方や遊び方の紹介は、国語科の「話す事柄の順序を考える」という力を育てるチャンスでもある。「はじめに」、「つぎに」などの言葉を使っておもちゃを説明することで、話す・聞く力を育てていくことができる。低学年では、生活科と国語科の関連を図って必然性をもたせた授業づくりを行うこととした。また、教育課程の編成及び教育計画作成にあたり、全教員により全学年の年間指導計画を検討することで、教育課程がより一層生きたものとなった。
本研究を通して、校長の経営方針のより一層の具現化はもとより、職場環境の改善・充実させるとともにチームとしての集団意識の向上につながった。

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