公益社団法人東京都教職員互助会 三楽病院

鼠径ヘルニア

鼠径部が膨らむ所見で気が付かれることが多いのが鼠径ヘルニアです。鼠径ヘルニアは、男性50代60代から発生頻度が高くなるポピュラーな疾患です。95%は男性であり、女性には頻度が少ない疾患です。高齢化社会とともに、発現頻度が増してきている疾患です。治すには外科手術が必要です。放置はお勧めできません。大きくなれば、手術も大変になり、嵌頓などの危険も増します。気がついたときが手術のチャンスです。気になっている今の状況をすっきりと治すことが出来ます。

当科では、局所麻酔により鼠径ヘルニアの根治手術を行います。麻酔にはTLA(膨潤局所麻酔法)を使い、鎮静剤の投与により不安と痛みをコントロールした手術が可能です。ご高齢の方、日帰りを希望される方、喘息、心臓や肺などに持病をお持ちの方でも、安全に根治手術が可能です。ヘルニアの出口をメッシュ(人工物)で閉鎖する手術となります。日常生活に早期に戻ることが出来ます。以前の術後の再発症例も、局所麻酔での根治手術が可能です。積極的に受け入れています。

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腹壁瘢痕ヘルニア

開腹手術のあとの創の膨らみ(おなかの膨らみ)がヘルニアであることは多いようです。腹壁瘢痕ヘルニアと言います。経過を見てもいいですと言われることも多いようですが、当科では積極的に根治手術をお勧めします。大きくなればそれだけ手術も厄介になり、術後の再発の頻度も高くなる可能性があるからです。
最新では、メッシュ(人工素材)を用いて、腹腔鏡下手術を応用した、再発のない手術が可能となっています。最新の情報を臨床に還元するべく努力しています。少しでも気になる方は、どうぞご相談ください。

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  • 医療は患者と医療側、相互の信頼がないと成り立ちません。医療側は患者に最大限の診療情報を提供し、患者はその情報を基に理解し、同意し、選択することで治療に参加することが必要です。そのためには医療側の情報の共有と意思の疎通が不可欠です。これらが適切に保たれていることこそ医療本来の姿であると考え、当院もそれを追求しています。 「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」は孟子の詞です。それぞれが重要ですが、その中でも人の和が特に大切であります。 程よい緊張感を保ち、情報の共有と人の和を高めながら良質な医療を目指して共に働く医師、医療従事者を心より歓迎したいと思います。是非、三楽病院へおいでください。

  • 三楽病院は1933年、東京都の教職員とその家族を対象として設立されました。1988年からは一般の患者様にも開放している 総合病院 です。