公益社団法人東京都教職員互助会 三楽病院

診療科

皮膚科Dermatology

専門治療・外来

特色・特徴

一般皮膚疾患

  • 1.湿疹・皮膚炎群

    皮脂欠乏性湿疹・脂漏性皮膚炎(フケ症)・接触性皮膚炎などに対して、内服・外用治療を行っております。必要に応じて、採血・金属パッチテスト・パッチテストパネルによるアレルギー検査なども行います。

  • 2.アトピー性皮膚炎

    外用治療が基本となります。重症例に対しては、生物学的製剤【デュピクセント】を使用した注射による治療も取り入れております。当施設は、日本皮膚科学会生物学的製剤承認施設となっております。生物学的製剤使用ご希望時は、まずはご相談ください。

  • 3.乾癬

    外用治療が基本となります。重症例に対しては、オテズラ等の内服療法に加え、各種の生物学的製剤の使用も取り入れております。当施設は、日本皮膚科学会生物学的製剤承認施設となっております。生物学的製剤使用ご希望時は、まずはご相談ください。

  • 4.帯状疱疹

    外来での抗ウイルス薬内服治療はもとより、重症例に対しては抗ウイルス薬の点滴・入院加療も行っております。帯状疱疹後神経痛を残さないためには早期診断・早期治療が必要です。

  • 5.蕁麻疹

    内服療法が基本です。慢性難治例に対しては、複数の薬剤併用によるコントロールを目指します。

  • 6.蜂窩織炎

    外来での抗生剤内服加療が基本ですが、重症例に対しては抗生剤の点滴・入院加療も行っております。

  • 7.にきび

    近年外用剤の選択肢も増えました。新規薬剤も積極的に取り入れ、加療しています。必要に応じて、カビのにきび(マラセチア毛包炎)・アクネ菌のにきび(尋常性ざ瘡)の鑑別のために、ウッド灯を用いた検査を行うことがあります。

  • 8.イボ

    ウイルス性のものに対しては、液体窒素が基本ですが、難治例にはトリクロロ酢酸塗布を併用した加療を行います。

  • 9.水虫

    外用治療に加え、爪水虫に対しては内服加療も行います。見つかりにくい白癬菌の検出のために、顕微鏡による直接鏡検に加えて、ウッド灯を用いた検査を行うことがあります。

  • 10.陥入爪

    ワイヤー法による爪矯正・フェノール法による抜爪手術を行っております。

  • 11.多汗症

    内服薬・外用薬などを併用して加療します。重症の原発性腋窩(わき)多汗症に対しては、適応を考慮したうえで、ボツリヌストキシン(ボトックス)療法も行っています。予約制となります。

  • 12.脱毛症

    外用・内服療法を行います。男性型脱毛症に対しては、自費になりますが、プロペシア・ザガーロ内服も扱っております。

皮膚腫瘍

脂肪腫、粉瘤、ほくろ、老人性いぼといった良性のものから、皮膚癌まで扱います。皮膚癌は近年増加の傾向にあり、早期診断・適切な早期治療が大切です。ダーモスコープという拡大鏡を鑑別に役立たせています。
また、外来に備えてある皮膚超音波エコーも適宜使用し、病変の深達度・血流の有無の評価も行います。基本は局所麻酔下に外来手術で行いますが、全身状態や希望に応じて入院手術も行っております。

良性腫瘍に対しては、適応疾患は限られますが(ほくろ・線維腫・汗管腫・脂腺増殖症・眼瞼黄色腫など)、炭酸ガスレーザーによる削皮術/切除・サージトロン(高周波メス)による切除も行っています。傷が上皮化するまでは数週間要しますが、縫合しないため、傷跡が目立ちにくいというメリットがあります。
※外来混雑等の都合上、月曜午後外来・土曜外来・夜間診療では、診断・検査は可能ですが、施術・手術の具体的なご相談はお受けすることができません。

色素異常症(青あざ・茶あざ・シミ)

当科ではQスイッチルビーレーザーを用いて、シミやあざといった色素異常の治療を行っています。Qスイッチルビーレーザーは黒から茶色のメラニン顆粒を選択的に破壊することにより過剰な色素を減らして、正常皮膚に戻します。対象は青あざ(太田母斑、異所性蒙古斑)、茶あざ(扁平母斑)、シミ(老人性色素斑)となります。レーザー治療の治療効果は患者さんによる個人差がでやすく、効果の高い人、低い人がありえます。
※外来混雑等の都合上、新規の方につきましては、月曜午後外来・土曜外来・夜間診療でのご相談はお受けすることができません。

美容皮膚科治療(自費診療となります)
  • A. エレクトロポレーション(メソアクティス)

    皮膚を通過しにくい薬剤を効果的に皮膚に浸透させる手法として、エレクトロポレーション法があります。当科ではメソアクティスを用いて、シミ等に有効な薬剤を皮膚に浸透させ、シミ等の治療を行っております。
    手術治療やレーザー治療と違い、治療後に出血する心配や、ガーゼを貼る必要もなく、すぐに通常の生活に戻ることができます。数週おきに反復するうちに効果がでてきます。

  • B. ケミカルピーリング

    化学薬品を用いて皮膚表面の角質を除去する治療法です。にきび・にきび跡・淡いシミなどに効果があります。数週おきに5回前後繰り返す必要があります。

  • C. 外用療法(トレチノイン・ハイドロキノン・ビタミンCスティック)

    当科では、ビタミンAの誘導体であるトレチノインを扱っています。皮膚の代謝のサイクルを早めることで、にきび・シミに有効です。皮膚のメラノサイトの活動性を抑制し、シミに有効なハイドロキノンも扱っています。さらに、シミ・毛穴・小じわに有効な、最も安定性に優れ皮膚への浸透性の高い脂溶性ビタミンC を85%の超高濃度に配合したビタミンCスティックも扱っています。

以上の治療は全て完全予約制です。外来受診後に適性を考えて、施行する日を決めることになります。
※外用療法以外につきましては、外来混雑等の都合上、新規の方につきましては、月曜午後外来・土曜外来・夜間診療でのご相談はお受けすることができません。

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