診療科
整形外科Orthopaedics
診療概要
お知らせ
外来診療担当表
整形外科からのお知らせ
三楽病院整形外科は日本整形外科学会が管理するJOANRという手術データ登録制度に参加しております。
2020年4月から全国の専門医研修施設が参加することになった制度で、運動器治療の発展に貢献するものです。
三楽病院における整形外科手術のデータは、患者様個人が特定出来ないように加工を施した上でJOANRのデータベースに登録されます。詳しくはJOANRのホームページをご覧下さい。
ご挨拶
整形外科のactivityは高く、最高レベルの医学的実力に裏打ちされた、人間性ある温かい医療を目指し努力しております。
整形外科的疾患でお困りの時はご相談ください。
診療体制
- 木曜日の臨時手術は最近恒例化しています。
- 外来の進行状況により予約時間が大幅にずれることがあります。
- 臨時手術などにより、担当医師が変更になることがあります。
概要

当科では、患者さんのニーズに答えられるよう、柔軟でスピードのある対応と医学的実力の向上を重視し、最高レベルの医学的実力に裏打ちされた、人間性のある温かい医療を目指し努力しております。
整形外科という機能面を重視する領域では、患者さん個人個人が生活や仕事上、どういう機能をもっとも必要とするかにより、治療の方法が変わってくる場合も多く、画一的な治療では満足な結果が得られません。各個人の目的にあった柔軟な治療が必要とされます。また早急に治療を必要とする患者さんが、検査、入院、手術などを長い間待たされるようでは意味がなく、スピードのある医療が必要となります。
いくら患者さんのための医療をめざしても、医学的実力がなければ何もなりません。当然のことながら、つねに医療レベルの向上をはかることが、医療の専門家として必須となります。当科は東京大学整形外科と学問的、人的に深い交流があり、すべての分野で専門知識を共有し、高い医療レベルで治療に当たっています。
疾患分野
当科では脊椎疾患(佐野)と関節疾患(木村)を2大専門分野とし、最新の知識と技術で診療に当たっています。これ以外にも外傷、一般整形外科疾患、スポーツ医学、リウマチなど整形外科のほとんどの分野を診療しています。また当科で扱わない特殊な分野の疾患に対しては適切な専門施設にご紹介させていただいています。
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1.脊椎疾患
頸椎、胸椎、腰椎、仙骨・骨盤のすべての領域の疾患を取り扱い、腰痛症、ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、分離症、すべり症、側弯症、後弯症、頸髄症、後縱靱帯骨化症、環軸椎亜脱臼、脊椎外傷、脊椎脊髄腫瘍、感染性脊椎炎、骨粗鬆症性圧迫骨折など多くの疾患の診療を行っています。
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2.関節疾患
変形性股関節症、変形性膝関節症など、各関節の変形性関節症を初めとして、リウマチ性関節炎、先天性股関節脱臼やペルテス病などの小児股関節疾患、特発性骨壊死症、膝半月板損傷や十字靱帯・側副靱帯損傷を含む膝スポーツ外傷、関節内骨折を含む重度の骨関節外傷、肩関節反復性脱臼や肩腱板損傷など、股関節、膝関節、肩、肘、手、指、足、足趾など各種関節疾患の診療を行っています。
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3.外傷
高齢者の大腿骨頸部骨折や手関節部骨折、成人の鎖骨骨折、下腿骨骨折、アキレス腱断裂、小児の上腕骨顆上骨折など、骨折、脱臼、捻挫、腱断裂などの診療を行っています。
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4.一般整形外科疾患
四肢のしびれを症状とする手根管症候群や肘部管症候群などの種々の末梢神経障害の電気生理的診断と手術、手指狭窄性腱鞘炎(バネ指)、デピュートレン拘縮、外反母趾の手術などを行っています。
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5.スポーツ医学
打撲、捻挫、骨折などの直接的なスポーツ外傷とともに、疲労骨折、野球肘、ジャンパー膝などの繰り返し動作によるスポーツ障害の診療を行っています。
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6.リウマチ
人工関節や骨膜切除などの関節手術以外にも病気のコントロールのための最新の薬物療法を行っています。
主な対象疾患
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1.脊椎疾患 詳しく見る
頸椎、胸椎、腰椎、骨盤のすべての領域の疾患を取り扱っており、MRIによる早期診断と手術的治療を多数行っています。
- 腰痛症
- ぎっくり腰(急性腰痛)
- 椎間板ヘルニア(椎間板が突出して神経を圧迫する)
- 不安定性を伴う腰椎椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症(神経の通る骨の中のトンネルが狭くなり神経が締めつけられる)
- 脊柱変形を伴う腰部脊柱管狭窄症
- 分離症(腰骨の前方部分と後方部分のつながりが切れる)
- すべり症(前後にずれる)
- 側方すべり(横にずれる)
- 脊椎不安定症(ぐらぐらになる)
- 側弯症(背中や腰が横に曲がる)
- 後弯症(背中や腰が前に曲がる、腰まがり)
- 頸髄症・神経根症(頸髄が圧迫され下肢、上肢の症状が出る、痙性歩行障害)
- 後縱靱帯骨化症(後縦靱帯骨化のため脊髄が前から圧迫される)
- 黄色靱帯骨化症(黄色靱帯骨化のため脊髄が後ろから圧迫される)
- 環軸椎亜脱臼(第1/第2頸椎がずれる)
- 脊椎外傷(脱臼、骨折)
- 圧迫骨折(脊椎がつぶれる)
- 破裂骨折(つぶれてはじけた骨片が脊髄を圧迫する)
- 脊椎腫瘍(脊椎に腫瘍ができる、癌の転移が多い)
- 脊髄腫瘍(脊椎に腫髄や神経根に腫瘍ができる)
- 感染性脊椎炎(化膿性脊椎炎、結核性脊椎炎)(脊椎に菌が入り骨・椎間板を壊す)
- 骨粗鬆症性圧迫骨折(脊椎が弱くなりつぶれる・骨片が脊髄を圧迫する)
症状
- 頸部痛
- 上下肢の痛みや麻痺、しびれ
- 歩行障害
- 背部痛
- 肋間神経痛
- 急性、慢性腰痛
- 繰り返すぎっくり腰
- 坐骨神経痛(お尻から足へ走る痛み)
- 間欠跛行(数分歩くと下肢の痛みやしびれが強くなり歩けなくなる)
- 膀胱直腸障害(尿や便が漏れたり出せなくなる)
- 会陰部痛
- 進行性の腰や背骨の曲がり
- 激痛と背骨の破壊
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2.関節疾患 詳しく見る
- 股関節
- 変形性股関節症(軟骨がすり減る)
- リウマチ性股関節症(関節炎)
- 特発性大腿骨頭壊死症(骨頭がつぶれる)
- 先天性股関節脱臼(生まれつき脱臼している)
- ペルテス病(小児で骨頭がつぶれる)
- 化膿性股関節炎(股関節が菌でこわされる)
- 膝関節
- 変形性膝関節症(軟骨がすり減る)
- O脚変形(がに股になる)
- 膝スポーツ外傷(靱帯や軟骨を傷める)
- 半月板損傷(半月板(軟骨でできたクッション)を傷める)
- 内側外側側副靱帯損傷(側面にある靱帯を傷める)
- 前十字靱帯損傷(膝の中心部にある靱帯を傷める)
- 肩関節
- 変形性肩関節症(軟骨がすり減る)
- リウマチ性肩関節症(関節炎)
- 上腕骨頸部骨折(肩のそばで腕の骨折がおこる)
- 習慣性肩関節脱臼(繰り返して肩の脱臼がおこる)
- 腱板損傷(肩の中にある腱を傷める)
- 股関節
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3.一般整形外科疾患 詳しく見る
- 外傷(骨折、脱臼)
- 高齢者の大腿骨頸部骨折
- 大腿骨骨幹部骨折
- 下腿骨骨折
- 手関節部骨折
- 足関節骨折
- 踵骨(かかと)骨折
- 足趾骨折
- 鎖骨骨折
- 肩関節脱臼
- 高齢者上腕骨頸部骨折
- 上腕骨骨折
- 肘脱臼骨折
- 小児の上腕骨顆上骨折
- 前腕骨折
- 高齢者手関節部骨折(コレス骨折)
- 手指骨折
- 重度の骨関節外傷
- アキレス腱断裂
- その他
- 手指狭窄性腱鞘炎(バネ指)(指がガクンガクンと引っかかり痛い)
- Depuytren拘縮症(手のひらにしこりができる)
- 外反母趾(足の親指がまがる)
- 手根管症候群(手の平がしびれる)
- 肘部管症候群(小指がしびれる)
- 外傷(骨折、脱臼)
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4.リウマチ 詳しく見る
- 各種関節
- 薬物療法
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4.スポーツ医学 詳しく見る
- スポーツ外傷(打撲、捻挫、骨折:直接的な外傷)
- スポーツ障害(疲労骨折、野球肘、ジャンパー膝など:繰り返し動作による障害)
医師紹介

中尾 祐介なかお ゆうすけ
整形外科部長/
三楽脊椎脊髄センター長
卒年
成11年東京大学卒
専門
脊椎外科
資格
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
その他
ドクターオブドクターズ選出 ベストドクター

丹野 亮たんの まこと
整形外科リハビリテーション担当部長
卒年
平成5年日本医科大学卒
専門
整形外科/関節外科/関節リウマチ/リハビリテーション
資格
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本リウマチ学会評議員
その他
日本リハビリテーション学会 参加

田中 伸弥たなか しんや
整形外科科長
卒年
平成21年東京大学卒
専門
関節外科
手外科
資格
日本整形外科学会専門医

半井 宏侑なからい ひろゆき
整形外科科長/
三楽病院脊椎脊髄センター副センター長
卒年
平成24年東北大学卒
専門
脊椎外科
資格
日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
ECFMG Certificate

木村 雅弘きむら まさひろ
整形外科顧問
卒年
昭和58年東京大学卒
専門
整形外科全般/股関節・膝関節変性疾患
資格
日本整形外科学会専門医
当診療科の診察予約・受付
外来の予約は電話予約センターにお電話しておとりください。
お急ぎの時はお問い合わせから整形外科に直接お電話いただければ対応いたします。
医療関係者の方へ
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